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JAZZMEIA HORN / A SOCIAL CALL [Jazz Vocal]

* JAZZMEIA HORN / A SOCIAL CALL

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jazzmeia horn(vo),
victor gould(p), ben williams(b), jerome jennings(ds,per),
stacy dillard(ts), josh evans(tp), frank lacy(tb)
2017/Prestige/

1 Tight (B.Carter)
2 East Of The Sun (B.Bowman)
3 Up Above My Head (M.Butler)
4 Social Call (G.Gryce/J.Hendricks)
5 People Make The World Go Round (T.Bell/L.Greed)
6 Lift Every Voice And Sing / Moanin' (J.Welden/B.Timmons)
7 The Peacocks (J.Rowles)
8 I Remember You (J.Mercer)
9 Asro Blue /Eye See You / Wade In The Water (M.Santamaris/J.Horn/Trad)
10 I'm Going Down (N.Whitfield)

コロナ・ウィルスの影響でジャズ界も新譜を出しにくくなっている状況にあるようです。
で、以前気になったアルバムでパスしたものを改めて入手しています。
ジャズメイア・ホーン(vo)は初見です。
ジャケットからは濃い目のリズム&ブルース系のジャズ・ヴォーカルを予想しました。
最初にベティ・カーター(vo)の曲が選ばれていることもあった。
でも歌も演奏もアルバム構成も起承転結を持つ劇場型のヴォーカリストだと思いました。
主張を感じる・・・最近、こういうヴォーカル・アルバムを聴くのは珍しいかも。
語りも多くてテンポも自在、声は軽妙でも雰囲気はソウルフルで重厚な感じがしました。
じっくりと歌い込む(7)「The Peacooks」と(6)、(9)の2曲のメドレーが聴きどころになります。
表題曲の(4)「Social Call」や(8)「I Remember You」は3分弱で終わってしまう。
まるで舞台の幕間の軽いツナギのような感じなのが面白かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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THELONIOUS MONK QUINTET / BRILLIANT CORNERS [Jazz Piano]

* THELONIOUS MONK QUINTET / BRILLIANT CORNERS

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ernie henry(as), sonny rollins(ts),.
thelonious monk(p), oscar pettiford(b), max roach(ds),
clark terry(tp)(B-3), paul chembers(b)(B-3)
1957/Riverside/

Side A
1 Brillant Corners
2 Ba-lue Bolivar Ba-lues-are
Side B
1 Pannonica
2 I Surrender, Dear
3 Bemsha Swing

今作は私が最初に買ったセロニアス・モンク(p)のレコードになります。
モンクは1917年生まれ、ノースカロライナ州出身で1982年64歳で亡くなりました。
ピアノは本質的に独学と言われています。
ジャズ界で強烈な個性を放っていると言えばこのモンクに他なりません。
当時の常識としての不協和音やテンポを持っていた。
聴いていると美しくない順当でない不穏な音遣いがモンクの世界そのものなんです。
モンクはまるでジャズの大きなブラック・ホールのような気がしています。
誰もがモンクの世界に引き込まれそうになる・・・共演者も同じだったと思います。
その世界に引き込まれないようにするにはどうしても身構えて対決姿勢になります。
マイルスもコルトレーンもここのソニー・ロリンズもこの異端児に辟易したではないか。
マイルスにおいては「オレのソロの時はピアノを弾くな」と言ったくらい、そのあまりの個性の強さに共演者が嫌がったというエピソードは有名です。
それゆえモンクの場合はソロ・ピアノが一番良いという意見も多いですね。
1人なら誰にも邪魔されずに自分の世界に没頭出来るというわけです。

それでもモンクス・ミュージックは中々魅力的で、一度好きになるとのめり込みますから要注意なのですよ。
モンクの曲は今でも演奏されることが多いのでよく耳にしますが今回モンク自身を聴いたのは久し振りです。
モンクの曲は現代のジャズメンにとっても大いに魅力的なのでスタンダード化している名曲も数多いです。
思いつくままに上げてみても 先日マイルスのレコードでも上げた「'Round About Midnight」を先頭に「Rudy, My Dear」、「Straight No Chaser」、「Blue Monk」、「Brilliant Corners」、「Bemsha Swing」、「Reflections」、「Pannonica」、「Monk's Dream」、「Trinkle Tinkle」など枚挙にいとまはありません。

ブリリアント・カットはダイヤモンドの研磨法の一種ですがまさしくこの作品は光り輝いています。
ちなみに私のHPの「ジャズ・コーナー」の「コーナー」はこのアルバムを参考にしたものです。

(まじめ系)
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