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ALICIA OLATUJA / INTUITION [Jazz Vocal]

* ALICIA OLATUJA / INTUITION : Song From The Minds Of Woman

image1356.jpg

alicia olatuja(vo),
sullivan fortner(p,org), david rosenthal(g), ben williams(b), ulysses owens jr(ds),
dayna stephens(ts)(1,2,3,4,5,8,11), jeremy pelt(tp)(2,4,6), etienne charles(tp)(3,7),
jon cowherd(p)(8,11), billy childs(p)(1), tommy pancy(ts)(7), merkus howell(as)(7),
2018/Resilience/

1 So Good So Right (B.Russell)
2 No Ordinary Love (S Adu)
3 Give Me One Reason (T.Chapman)
4 People Make The World Go Round (L.Greed)
5 Cherokee Louise (J.Mitchell)
6 Hide And Seek (I.Heap)
7 Gracias A La Vida (V.Parra)
8 Just Wait (A.Olatuja)
9 Child Of The Moon (N.Phillips)
10 Under The Moon And Over The Sky (A.Bofill)
11 Transform (M.Pease)
12 Oriana (J.Bradley)
13 This Woman's Work (K.Bush)

アリシア・オラトゥーヤ(vo)は初見です。
ふくよかなジャケットからはゴスペル系のジャズ・ヴォーカルをイメージしました。
クラシックの声楽を本格的に勉強したようで圧倒的な声量の持ち主です。
高音から低音まで抜群の安定感で歌は滅茶苦茶に上手いです。
聴いていて思い出したのはパティ・オースティン(vo)のフュージョン系ヴォーカリストでした。
久々に聞くアンジェラ・ボフィル(vo)の名前も作曲者に出てきました。
今作は自身のオリジナル1曲を含めて全て女性の手になるもので、その狙いも面白いです。
構成もアレンジも素晴しく、実力者が揃うバックのメンバーにもまったく遜色はありません。
これだけキッチリと丁寧に歌い込める歌手は少ないので完成度は高いと思います。
近年、若手でこれほどのヴォーカリストは珍しいんじゃないかな。
素質は十分に感じるので今後の活躍に期待したいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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CHARLES MINGUS QUINTET / PITHECANTHROPUS ERECTUS [Jazz Bass]

* CHARLES MINGUS QUINTET / PITHECANTHROPUS ERECTUS

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charles mingus(b),
jackie mclean(as), J.R.monterose(ts), mal waldron(p), willie jones(ds)
1956/Allantic/

Side A
1 Pithecanthropus Erectus
2 A Foggy Day
Side B
1 Profile Of Jackie
2 Love Chant

「直立猿人」・・・私が最初に買ったチャールス・ミンガス(b)のレコードです。
ミンガスの代表作にして個性的なサウンド構成、印象的なジャケットにもインパクトがありました。
ミンガスの最大の功績はジャズに起承転結を持つ物語性や劇場的な要素を持ち込んだことです。
集合分散を繰り返しながらフリーフォームに音楽を完成させていくやり方は斬新でした。
これがその後のフリー・ジャズの原型にもなったのは間違いないと思っています。
最初に聴いた時にはスムーズに入ってこなくて気持悪いというか、馴染めなかったです。
ミンガスの太いベース・ラインを中心にしてマクリーン(as)とモントローズ(ts)が立ち上がる。
野生的で重厚な演奏と根っこに流れる独特なスイング感は一筋縄ではいきません。
A面の「直立猿人」や「A Foggy Day」もいいけれどB面の「Love Chant」が意外にロマンティックで面白い。
聴く人を選ぶので好き嫌いが分かれるけど、ユニークで強烈なミンガス・サウンドは魅力があります。

何といってもミンガス・バンドに在籍したメンバーが凄いです。
ピアノ:マル・ウォルドロン、ホレス・パーラン、ポール・ブレイ、ジャッキー・バイヤード、リチャード・ワイアンズ、ドン・プーレン等々。
トランぺッター:ジョニー・コールズ、テッド・カーソン、ジャック・ウォルラス等々
トロンボーン:ジミー・ネッパー等々
サックス:ジャッキー・マクリーン(as)、エリック・ドルフィー(as)、ジョン・ハンディ(as)、チャ―ルス・マクファーソン(as)、J.R.モントローズ(ts)、ブッカ―・アービン(ts)、ローランド・カーク(ts)、クリフォード」・ジョーダン(ts)、ジョージ・アダムス(ts)、ペッパーアダムス(bs)、ハミエット・ブルーイェット(bs)、ジェローム・リチャードソン(ss,bs)等々
ドラムス:ほぼダニー・リッチモンドの一人舞台ですがウィリー・ジョーンズ(ds)、マックス・ローチ(ds)などが共演しています。

名前を見ていると個性派揃いでホントに面白いです。
主流派からはちょっと外れているプレイヤーが多いですが、私はこの人達が大好きで良く聴きました。
その後の活躍を見ればミンガスのリーダーとしての能力の高さがここに示されています。

(まじめ系)

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