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PAT LABARBERA & KIRK MACDONALD QUARTET / SILENT VOICES [Jazz Tener Sax]

* PAT LABARBERA & KIRK MACDONALD QUARTET / SILENT VOICES

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pat labarbera(ts), kirk macdonald(ts),
adam nussbaum(ds), kieran overs(b)
2017/Jazzcompass/

1 Days Of Old (A.Nussbaum)
2 Walk The Talk (K.Macdonald)
3 We Three (A.Nussbaum)
4 Messin' With Messiaen (P.Labarbera)
5 Silent Voices (K.Macdonald)
6 Message To Andre (P.Labarbera)
7 Manhattan Getaway (K.Macdonald)
8 Sideways (K.Macdonald)
9 Baby Blues (P.Labarbera)
10 22nd SAtreet Waltz (K.Overs)
11 The Hang (P.Labarbera)
12 Days Of Old (A.Nussbaum)

パット・ラバーベラ(ts)とカーク・マクドナルド(ts)の作品です。
ちょっと前に聴いた二人のアルバム↓が良かったのでもう一枚聴いてみる気になりました。
*PAT LABARBERA & KIRK MACDONALD QUINTET / TRANE OF THOUGHT
これは2019年の私のベスト3の一枚に選びました。

今作はゲストにアダム・ナシュバム(ds)を迎えた2テナーのピアノレスの双頭カルテットです。
特筆すべきは全12曲は全てメンバーのオリジナルで占められていることです。
パットとマークが4曲づつとアダムが3曲、キーラン・オバース(b)が1曲。
聴いていて思うのはせめて2曲のスタンダードが欲しかった気がします。
正直なところピアノレスのオリジナルだけを聴き続けるのは少々つらかったです。
もちろん多様性があるので1曲1曲は悪くないけれどやはり目玉に欠けると思いました。

(中間系)

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EMILIE-CLAIRE BARLOW / LIKE A LOVER [Jazz Vocal]

* EMILIE-CLAIRE BARLOW / LIKE A LOVER

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emilie-claire barlow(vo,p,per),
rob piltch(g), marc rogers(b), mark kelso(ds),
guido basso(fhn), kelly jefferson(ts)(2,7), john johnson(ts)(5)
2005/Empress/

1 Like A Lover
2 On The Sunny Side Of The Street
3 Someone To Watch Over Me
4 A Time For Love
5 So Danco Samba
6 The Things We Did Last Summer
7 (I've Got) Just About Everything I Need
8 Retrato Em Branco E Preto
9 Our Love Is Here To Stay
10 Blame It On My Youth

カナダのエミリー・クレア・バーロウ(vo)を最初に聴いたのは今作でした。
ヴォーカル好きのジャズ友に聴かせてもらったけどその時はヴォーカルに目が向いていなかった。
改めて聴いてみると「やっぱりいいな」と思いました。
先日、日本公演にも行ったばかりなので思い入れが深いこともあります。

先週のヘイリー・ロレン(vo)に比べるとこちらの方が自然体という感じがします。
15年前なので瑞々しく新鮮で声が若く伸びもある・・・ストレートに歌っています。
(7)はスピード感溢れる抜群のノリでこれが私的ベスト・トラックになりました。
将来性を感じさせるには十分な歌唱力です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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RON CARTER TRIO / JAZZ, MY ROMANCE [Jazz Bass]

* RON CARTER TRIO / JAZZ, MY ROMANCE

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ron carter(b), herb ellis(g), kenny barron(p)
1994/Somethin'else/

1 Blues For D.P
2 My Romance
3 Airgin
4 Quiet Times
5 Summertime
6 I Fall In Love Too Easily
7 For Toddlers Only
8 Sweet Lorraine

ロン・カーターの今作はお正月のBGMでずっと流していました。
ロン・カーター(b)、ハーブ・エリス(g)、ケニー・バロン(p)のドラムレス・トリオです。
「ピアノ&ギター&ベース」
この原型はナット・コール(p)・トリオですが実にセンスの良い組み合わせだと思っています。

スタンダード作品集・・・3者がぶつかり合う予想とは違ったけど意外に面白かったです。
お互いが相手に合わせて寄り添うように演奏し流れていく。
落ち着いた大人の感覚で刺激的なところは何もない、逆に珍しいアルバムでした。
お正月には色んな人の出入りがあるけれど音楽の存在をほとんど感じることはなかったです。
メロディが流れているようで流れていない、流れていないようで流れている。
どんな景色にもふっと馴染んでしまう不思議な感覚を持ったアルバムに出会いました。

(中間系)

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