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JOHNNY MATHIS / WARM & SWING SOFTLY (2 in 1 CD) [Jazz Vocal]

* JOHNNY MATHIS / WARM & SWING SOFTLY (2 in 1 CD)

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johnny mathis(vo),
percy faith orchestra,
1957/1958/Columbia/

Warm
1 Warm
2 My One And Only Love
3 Baby, Baby, Baby
4 A Hundful Of Stars
5 By Myself
6 I've Grown Accustomed To Her Face
7 Then I'll Be Tired Of You
8 I'm Glad There Is You
9 What'll I Do
10 The Lovely Things You Do
11 There Gose My Heart
12 While We're Youg

Swing Softly
13 You Hit The Spot
14 It's De-Lovely
15 Get Me To The Church On Time
16 Like Someone In love
17 You'd Be So Nice To Come Home To
18 Love Walked In
19 This Heart Of Mine
20 To Be In Love
21 Sweet Lorraine
22 Can't Gat Out Of This Mood
23 I've Got The World On A String
24 Easy To Say

コロナの外出自粛以降古い良い曲探しの旅に出ていてポリュラー系の歌手もかなり聴きました。
ペリー・コモ、ビック・ダモン、フランキー・レイン、ボビー・ダーリン、マット・モンロー、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・ジュニア、アンディ・ウィリアムス、ジョニー・デスモンド、ガイ・ミッチェル等々。
彼らはポピュラー歌手として認知されていると思うけどもう一方でジャズ歌手としての側面も持っています。
スタンダードの多くがブロードウェイのミュージカルの楽曲なのでみんなが歌っています。
当時はダンス音楽のスイングはごく一般的に聴かれていたのでジャズもポピュラー音楽の一角でした。
ただ男性ジャズ・ヴォーカリストのルーツを探っていくとどうしてもシナトラとキング・コールが出てきます。
どこかで似たところが出てきてしまう・・・そう思いました・・・トニー・ベネットはちょっと違うけれど。

そんな中で特筆すべきは今作のジョニー・マティスです。
誰にも似ていないワン・アンド・オンリーの世界を持っていました。
聴いていて驚きました、歌はもう滅茶苦茶に上手くて安定感は抜群です。
低音から高音までスーッと伸びてくる艶のある歌声はまったくストレスを感じさせません。
特に軽くビブラートを効かせた柔らかで美しい歌声は実に個性的だと思いました。
最初にマティスに注目したのは好きな歌の「I'm Glad There Is You」を聴いてからです。
バース(前奏)から入るこの歌をこれほどまでに完璧に歌いこなす歌手に初めて出会いました。
このCDにも入っているけど「まぁ、素晴らしい~」のひと言です。
パーシー・フェイス楽団をバックに馴染みのあるスタンダードが数多く収録されています。
スイング感、ジャズ度は後半の方が高くリズム・ギターが効果的でアレンジもいいです。
純粋なジャズ・ヴォーカルとしてはいまひとつですが歌の上手さはもう折り紙付きです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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LARRY YOUNG QUARTET / INTO SOMETHIN' [Jazz Organ]

* LARRY YOUNG QUARTET / INTO SOMETHIN'

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larry young(org), grant green(g), elvin jones(ds),
sam rivers(ts)
1964/Blue Note/

Side A
1 Tyrone
2 PlazaDe Toros
Side B
1 Paris Eyes
2 Back Up
3 Ritha

モダン・ジャズ・オルガンはジミー・スミスから始まりました。
スミスはジャズ・オルガンの革命児でブルーノート1500番台に13枚のアルバムがあります。
いかにブルーノート創設者のアルフレッド・ライオンがオルガン好きだったかが分かります。
BNのオルガン・ジャズはジミー・スミスからスタートしました。
続いてベイビー・フェイス・ウィレット~フレディ・ローチ~ジョン・パットンの順になります。

この後に現れたのが今作のラリー・ヤングになります。
それまでのオルガン奏者はどうしてもジミー・スミスの呪縛から逃れられなかった。
それだけスミスが偉大で圧倒していました。
ラリー・ヤングはそんなスミスを乗り越えようとした初めてのオルガン奏者です。
当時、何か新しいことをするプレイヤーに「~のコルトレーン」という冠が流行りました。
パット・マルティーノは「ギターのコルトレーン」、ラリー・ヤングは「オルガンのコルトレーン」と呼ばれた。

ラリー・ヤングを見出したのはここでも共演しているグラント・グリーン(g)です。
当時グリーンはヤングとエルヴィンとのオルガン入りギター・トリオを結成していました。
ちょっと考えられない意外性のある組み合わせです。
グラント・グリーン(g)、ラリー・ヤング(org)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)の並びは一種感動的でもあります。
ソウル&ブルージーが代名詞のギタリストが前へ前へと新しいものに挑戦していたわけです。
全5曲はヤング自身のオリジナル4曲と師匠格のグリーンが1曲の構成です。
聴いてもらえれば一目瞭然ですが当時の新感覚のオルガン・ジャズがどういうものかが分かります。
その上、共演のサックス奏者が先進のサム・リバーズ(ts)というんだから申し分ありません。
もちろんグリーンの挑戦的なギター・プレイも十分聴きどころになります。

(中間系)

ちなみに次作のウディ・ショウ(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)とのアルバムも評価が高いです。
* LARRY YOUNG QUARTET / UNITY (1965/BN4221)
woody ahaw(to), joe henderson(ts), larry young(org), elvin jones(ds)


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