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JACKIE GLEASON / MUSIC, MARTINIS, AND MEMORIES [Jazz Big Band]

* JACKIE GLEASON / MUSIC, MARTINIS, AND MEMORIES

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jackie gleason orchestra
featuring bobby hackett(tp)
1954(Rec)/Capitol/

1 I Got It Bad And That Ain't Good
2 My Ideal
3 I Remember You
4 Shangri-La
5 It Could Happen To You
6 Somebody Loves Me
7 The Song Is Ended
8 Once In A While
9 I Can't Get Started
10 Yesterdays
11 I'll Be Seeing You
12 Time On My Hands

ジャッキー・グリースンも古い良い曲探しの旅で見つけました。
「Once In A While」や「Time On My Hand」だけど他にもいい曲がいっぱい入っています。
ジャッキー・グリースンは音楽家でもあり、コメディアンでも映画俳優でもありました。
ポール・ニューマンの出世作「ハスラー」では敵役ミネソタ・ファッツを演じています。

グリースンは一貫してスローテンポでムーディで典型的なイージー・リスニング音楽の最たるものです。
50年代のアメリカではこういう音楽が求められていて爆発的に売れていたという事実があります。
優しくてやわらかくて、心地良くゆったりとしたリズムをみんなが求めていたということだと思います。
実際私もちょっと疲れた時などには何度も聴いているのでこの気持はよく分かりました。
究極の癒し系スイング・ジャズ・オーケストラが聴けます。
もうひとつ特筆すべきは全編にフューチュアーされているボビー・ハケットのトランペットの素晴らしさです。
ハケットはグレン・ミラー・オーケストラが有名だけど、ここでの名演もまた絶品で心に残しておきたいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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HERBIE MANN / MEMPHIS UNDERGROUND [Jazz Flute]

* HERBIE MANN / MEMPHIS UNDERGROUND

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herbie mann(fl),
roy ayers(vib,per), larry coryell(g), sonny sharrock(g),,
miroslav vitous(b)(A/3), etc
1969/Atlantic/

Side A
1 Memphis Underground
2 New Orleans
3 Hold On, I'm Comin'
Side B
1 Chain Of Fools
2 Battle Hymn Of The Republic

ハービー・マン(fl)もまたクロスオーバー&フュージョン・ブームの立役者の一人です。
元々は西海岸のテナー・サックス奏者でしたがフルートを人気楽器に押し上げた功労者でもあります。
マンは大人気で1950年代後半から60年代にかけて年間3枚か4枚の作品をリリースしていた。
実際こんなに凄い人気ジャズ・マンがいたのかと思うほどです。
マンはフルート1本で長年我が道を歩いていて世界中のリズムのノリと揺れを追い求めてきました。
熱くて強烈なアフロ・キューバン・リズムやソウルフルなR&Bのリフ・サウンドにその神髄があります。

今作はマンの代表作になります、
アメリカのテネシー州メンフィスはリズム&ブルースのメッカと言われています。
メンフィスのR&Bリズム・セクションを起用しての今作品は最高のサウンドを生み出しました。
まぁね、聴いているだけで身体が揺れてくる感覚を知りたかったら絶対に聴いて欲しいです。
思い出すのが踊れるジャズ・バーでマンの曲がかかると必ず黒人の兵隊が踊り出したことです。
それがまた実にカッコ良かった。
収録曲のA/3「ホールド・オン」はお馴染みのサム&デイヴのヒット曲です。
久々に聴いたけど表題曲の「Memphis Underground」や「Chain Of Foods」のリフ・リズムには参った。
ギターのラリー・コリエルは当時25歳、ゲイリー・バートン(vib)のグループで名を上げていました。
ロイ・エアーズ(vib)は28歳、彼もまたフュージョン・シーンで活躍することになります。
意外なのはここに異彩を放つソニー・シャーロック(g)が参加していることだけど面白いです。
ハービー・マンでもう一枚なら「At The Village Gate」(1962/Atlantic)になると思います。
この中のベン・タッカー(b)作「カミン・ホーム・ベイビー」が大ヒットになりました。

先々週、先週、今週とクロスオーバー&フュージョン系の名盤3枚を紹介しました。
いずれも1969年の作品でこの年がアメリカ・ジャズ・シーンの方向性を決める分岐点になったのかも知れません。

(くつろぎ系)

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