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NAT KING COLE / JUST ONE OF THOSE THINGS (AND MORE) [Jazz Vocal]

* NAT KING COLE / JUST ONE OF THOSE THINGS (AND MORE)

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nat king cole(vo),
billy may orchestra
1987/Capitol/

1 When Your Lover Has Gone
2 A Cottage For Sale
3 Who's Sorry Now
4 Once In A While
5 These Foolish Things Remind Me Of You
6 Just For The Fun Of It
7 Don't Get Around Much Anyone
8 I Understand
9 Just One Of Those Thimgs
10 The Song Is Ended
11 I Should Care
12 The Party's Over
13 Day In - Day Out
14 I'm Gonna Sit Right Down
15 Something Makes Me Want To Dance With You

コロナの外出自粛の影響で昔に先祖帰りしてました。
特に1940~50年代のビック・バンド・ジャズを聴けたのは良かったです。
今ではほとんど聴くことがなかった古くて良い曲にまた出会えたから。
「Time On My Hands」、「Once In A While」、「There's A Smoll Hotel」など。
曲目から歌手や演奏者を探す楽しみが増えました。
先週のダイアナ・ロスは「There's A Smoll Hotel」で見つけた。
キング・コールの今作は「Once In A While」からたどり着きました。

ナット・キング・コール(vo)は男女を問わず現代のジャズ・ヴォーカリストのバイブルになっています。
歌っている曲も数多いのでその影響力は大きい、男性ではフランク・シナトラ(vo)と双璧でしょうね。
キング・コールはヒット曲が多いのでどちらかというとポピュラー側に日が当たっている気がします。
今作が興味深いのはジャズ・ヴォーカリストとしてのキングコールに焦点があることです
ビリー・メイ・オーケストラをバックに本格的にジャズに向き合いその実力を十分に発揮しています。
「Once In A While」、「Who's Sorry Now」、「Just One Those Things」、「I Should Care」が良かった。
実に豪華な仕上がり、まろやかで包まれるような歌声と軽快なスイング感が何とも心地良いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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HORACE SILVER QUINTET & TRIO / BLOWIN' THE BLUES AWAY [Jazz Piano]

* HORACE SILVER QUINTET & TRIO / BLOWIN' THE BLUES AWAY

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blue mitchell(tp), junior cook(ts).
horace silver(p), gene taylor(b), louis hayes(ds)
1959/Blue Note/

Side A
1 Blowin' The Blues Away
2 The ST.Vitus Dance
3 Break City
4 Peace
Side B
1 Sister Sadie
2 The Baghdad Blues
3 Melancholy Mood

ホレス・シルバーがブルー・ノート・レーベルの看板ピアニストだったことは疑いありません。
シルバーにはブルーノートに20枚ほどの正規盤があって発掘盤を含めると30枚を軽く超えています。
ところでブルーノートの正規盤(1500番台と4000番台)では誰が一番多いと思いますか?
オルガンのジミー・スミスが30枚近くあるのでトップです
ジミー・スミスはVerveに移ってからも人気が高かったのでお蔵入りになっていた作品が次々に発売されました。
次いでアート・ブレイキー(ds)、ルー・ドナルドソン(as)、ホレス・シルバー(p)、グラント・グリーン(g)、ハンク・モブレイ(ts)、ジャッキー・マクリーン(as)、スタンリー・タレンティン(ts)、リー・モーガン(tp)などが続きます。

シルバーは1年半続いたアート・ブレイキーとの「ジャズ・メッセンジャーズ」から独立しました。
シルバーにとってもブレイキーにとってもその後の3年程は雌伏の期間になりました。
メンバーが中々定まらなかったのがその原因だと思います。
新生ホレス・シルバー・クインテットとしてのデビューは前作の「Finger Poppin'」(1959/Bluenote)です。
今作はその2枚目なのでレギュラー・メンバーとしてのまとまりも出てイケイケ感も強くなっています。
いかにもファンキーなシルバーらしい雰囲気を持つイラスト・ジャケットと共に印象深いアルバムでした。
ブルー・ミッチェル(tp)&ジュニア・クック(ts)のフロント、シルバー(p)、ジーン・テイラー(b)、ルイス・ヘイス(ds)のリズムです。
メンバーはやや小粒ですが、そのサウンドはシルバーそのもので中々個性的です。
良くも悪くもシルバーのワンマン・コンボで、終始一貫ファンキー・スタイルでやり通しました。
今作にはご機嫌な「Sister Sadie」や今でも演奏されることが多いバラードの「Peace」が収録されています。

ホレス・シルバーはシルバー節と呼ばれ、ファンキー・ピアノの代名詞になっています。
作曲能力にも優れていて、ヒット曲も数多いです。
ジャズには緊張感が必要だという意見も多いですが、私は気楽に聴けるジャズも結構好きです。

(中間系)

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